皆さん、こんにちは。
白髪を染めて若返った?あい駒形クリニックの高橋秀行です。
2024年5月15〜18日に大阪で開催された第125回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会に参加・発表してきましたのでご報告させて頂きます。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会とは
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、日本の耳鼻科医であればほとんどの方が入会し専門医を取得している、日本を代表する耳鼻科の学会です。
私も2009年に入会し、2013年に専門医を取得しました。
今回参加したのは、毎年開催されている本学会の総会・学術講演会で、数ある耳鼻科関連学会の中でも最も大規模なものとなります。
専門医の維持・更新のために5年に1回は必ず参加しなくてはいけないこともあり、今回久しぶりに参加することにしました。

これまでに本ブログでもお伝えしてきましたが、耳鼻咽喉科は耳・鼻・のど・頸部を幅広く診療する科です。
対象とする領域や疾患の幅広さから、各領域毎に耳科学会、鼻科学会等、多くの学会が存在し、毎年多くの学術講演会が行われています。
しかし、年に参加・発表できる学会の数は限られているので、今回参加した日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、全領域に関する新しい知見を幅広く収集する良い機会です。
今回も、自身の専門である頭頸部癌基礎研究だけでなく、副鼻腔炎やアレルギー、嚥下、めまい等、非常に幅広い分野のセッションに参加し知見を深めることが出来ました。
総会・学術講演会の様子
特に日頃の訪問診療に関連するところですと、摂食・嚥下に関するパネルディスカッションが印象的でした。
摂食・嚥下は、耳鼻咽喉科だけでなく、歯科やリハビリテーション科など、複数の診療科が診療を行っている、いわゆる境界領域です。
耳鼻咽喉科は咽頭・喉頭の専門家として、その機能を適切に評価するだけでなく、誤嚥防止手術や嚥下機能改善手術などの外科治療も行う、まさに摂食・嚥下のスペシャリストです。
ディスカッションでは、他科医師や他職種と、我々耳鼻咽喉科医がどのように連携すべきかについて、活発な議論が行われました。

私の発表は、先月にアメリカでも発表した、頭頸部癌における自然リンパ球1型の分類と機能に関する内容でした。
International sessionということで英語での発表でしたが、日頃の研究を英語ベースで行っているため、日本語に翻訳する手間がなくて助かりました。
一方で、ただでさえ難解な基礎研究の内容を、参加者の大部分を日本人が占める状況で、英語で分かりやすくプレゼンすることは非常に難しく感じました。
今後もプレゼンスキルを磨くべく、努力してゆきたいと思います。
今後も積極的に発信してゆきます
本学会に所属している医師のうち、訪問診療に携わっている医師はごくわずかです。
今後、在宅医療関連の学会だけでなく耳鼻咽喉科関連の学会でも、当院における耳鼻科往診の取り組みや嚥下内視鏡検査の取り組みについて、積極的に発信してゆきたいと思います。
最後に、お休みの間に日々の診療を支えてくれたあい駒形クリニックの皆様には、この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




