あい駒形クリニックでは、在宅腹膜透析が必要な患者さんの診療体制を整備しています。このたび、埼玉県立循環器・呼吸器病センターさんとの病診連携をはかるべく、キックオフミーティングを開催いたしました。
あい友会の在宅腹膜透析への取り組み
あい友会には、腎臓内科の齋藤中哉医師を中心とした「腹膜透析チーム」があり、あい太田クリニックでは7年前から在宅での腹膜透析に対応しています。これまで、25例の患者さんの診療を行ってきました。
透析と言うと血液透析がイメージされがちですが、腹膜透析のニーズも決して少なくありません。ただ、在宅医療での受け皿が多くないのも現状です。
そこで、あい太田での経験を基にあい駒形でも腹膜透析のニーズに対応していけたらと考え、1年ほど前からあい太田腹膜透析チームのサポートのもと、受け入れ準備をスタートさせました。
埼玉県立循環器・呼吸器病センターさんとのキックオフミーテング
受け入れ準備というのは、まずは近隣病院へのご挨拶と、ニーズの発掘です。そんな活動の中で、今回埼玉県立循環器・呼吸器病センターさんとつながることができ、お互いの顔合わせと具体的な連携のためのキックオフミーティングをあい駒形クリニックで開催しました。
埼玉県立循環器・呼吸器病センターさんとのつながりは、実は昨年11月に開業したあい熊谷クリニックで生まれたものです。
同じ埼玉県内ということで、あい熊谷に腹膜透析の患者さんをご紹介いただいた際の退院前調整会議で、患者さんに携わる様々な職種が参加し、患者さんのために伝えられることすべてを共有し、ともに在宅への移行を真剣に考えてくれるスタンスに、大いに感銘を受けたそうです。
このご縁から、今回の循環器・呼吸器病センターさんとあい太田、あい熊谷、あい駒形とのミーティングが企画されました。
当日は医師、看護師、相談員、事務などの多職種が集まり、それぞれが胸に秘めた患者さんを思う気持ちや、腹膜透析の今後の行方、未来への希望などを溢れんばかりに話し合い、大いに盛り上がったと感じています。
ミーティングが終わった後も、熱冷めやらぬ感情が心地よくも思えました。
参加したあい熊谷のスタッフからは、今後も基幹病院から在宅、そして地域へと輪をつなげるひとつの懸け橋になれるよう、訪問診療として何ができるかを考え、行動に変えていこうという決意の声もあがり、クリニックとしてもあい友会としても非常に有意義な時間となりました。

あい駒形クリニックでも腹膜透析に取り組んでいきます
あい友会としての経験を基に、あい太田クリニック、あい熊谷クリニックに続き、あい駒形クリニックでも腹膜透析の患者さんの訪問診療に取り組んでいきます。
受け入れ体制の構築は継続していますので、対象の方がいらしたら、ぜひご相談ください。