2024.03.29

在宅医療・救急医療連携シンポジウム参加

前橋市医師会理事の高柳亮先生からお声がけいただき、「在宅医療・救急医療連携シンポジウム」にシンポジストとして参加してきました。
自分はあまり人前で話をすることに慣れていないので、前日の夜は緊張してあまり眠れませんでした。
シンポジウムはwebでの配信で、シンポジストには座長の高柳先生をはじめ、開業の先生、消防署、訪問看護ステーション、有料老人ホームなど、救急から在宅までそれぞれの立場の方たちが集まっていました。

主なテーマは、新型コロナウイルスの感染拡大の中、それぞれの職種がどうやってそれに対応してきたかというもので、本当に色々な人たちがそれぞれに苦労を抱えながら協力して頑張ってきたのだな、ということを改めて感じました。
その中でも特に自分が感じたのは、介護施設のスタッフの方たちのご苦労です。
施設の介護スタッフの方は、医師、看護師のように、医療の面での判断や対応ができませんから、発熱者が出たら医療機関に相談したり、状況によっては救急搬送を依頼したり、ご家族に連絡したりと、限られた人員で様々な対応を行うことは、少なからずストレスの多い状況だったことでしょう。
この度のコロナ禍を受け、介護スタッフの皆さんが普段からどれだけ施設での生活を支えられてきたか、改めて実感することができました。

自分たちは、施設からの相談を受け、診察または救急搬送先の確保などを行うことがあります。
日中ならばお互いにマンパワーが揃っていますが、夜間の場合当クリニックでは、医師ひとりと看護師ひとりでの対応、また施設側はごく少数の夜勤者での対応となります。
そのような時こそ、施設スタッフさんが患者さんのどんな状態を注意して見ておくか、また救急搬送になった場合は、救急隊や搬送先の病院に、患者さんの状態をどう伝えたらよいか(もちろん診療情報提供書はその都度作成しています)などのアドバイスができれば、よりスムーズな流れになるのかなと感じました。

全てのケースに医師が直接的に関われるのがよいですが、現時点ではまだまだ自分たちも成長途中なので、まずは現在の体制の中で自分たちに何ができるか、どんな努力が必要なのか、ということを具体的に考えていきたいと思います。

シンポジウム参加の記念写真。皆さんありがとうございました!
中村 俊喜
この記事の執筆者
あい駒形クリニック 院長

中村 俊喜 (なかむら としき)

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