新年あけましておめでとうございます。
あい駒形クリニックの高橋です。
2026年のスタートにあたり、日頃より当クリニックの在宅医療を支えてくださっている患者さん・ご家族、そして地域の医療・介護に関わるすべての皆さんに、心より御礼申し上げます。
2025年の振り返り
2025年はあい駒形クリニックにとって、まさに「飛躍の一年」でした。
専門領域活動の本格的な展開
まず、専門領域活動(緩和ケア、創傷ケア、摂食・嚥下)を本格的に始動・展開できたことが大きな成果です。
月2回のカンファレンスを通じて、対象患者さんの状態確認や治療方針の立案をチーム全体で行い、少しずつではありますが、確かな手応えを感じられる成果が積み重なってきました。
また個人的な出来事として、私(高橋)が日本緩和医療学会の緩和医療認定医試験に合格し、在宅緩和ケアの質をさらに高める体制を整えることができました。
これは個人の達成であると同時に、日々ともに診療にあたってくれているスタッフ全員の支えがあってこその成果だと感じています。
現場での実践を全国に発信
学術活動の面でも、2025年は開院後もっとも活発な一年となりました。
3名の看護師が全国学会で発表を行ったほか、医師・事務スタッフからも多くの学会発表を行い、「現場での実践を学術として外に発信する」という文化が、少しずつクリニック全体に根付き始めた一年でした。
より多くの患者さんを支えるために|連携体制の強化
介入患者数は年末時点で1000人近くまで増加し、スタッフ数も増え、クリニックの規模も一段と拡大しました。
さらに4月からは、機能強化型在宅療養支援病院・診療所として美原記念病院との連携を開始しました。
美原診療所、伊勢崎クリニック、そして当クリニックの4医療機関で連携体制を構築し、毎月1回の合同カンファレンスを通じて、顔の見える情報共有を継続しています。
2026年のあい駒形クリニック
2026年から、私・高橋は副院長に就任いたしました。
「あい駒形クリニックを、10年後も生き残るクリニックにしたい」――この想いから、今回の役割を引き受ける決断をしました。
年々厳しさを増す診療報酬改定、バックベッドを有する病院の訪問診療参入、大規模外来施設を備えた訪問診療クリニックの進出など、当クリニックを取り巻く環境は決して楽観できるものではありません。
その中で、当クリニックを利用してくださる患者さんに、これからも継続して質の高い在宅医療を提供していくためには、「これまで通りの診療を、これまで通り丁寧に行うこと」が何より重要です。
その部分は、引き続き中村院長にしっかりとお任せし、私は専門領域活動、学術活動、そしてこのブログを通じた情報発信など、“付加価値”を生み出す役割を担っていきたいと考えています。
また今年は、中村院長に続き、私自身の日本在宅医療連合学会専門医試験の受験も控えています。
正直なところ、一発合格を断言できるほどの自信があるわけではありませんが、目標はもちろん一発合格。
日々の診療と並行しながら、しっかり準備を進めていきたいと思います。
2026年の学術活動
学術活動では、私だけでなく複数名の看護師が福岡で開催される第31回日本緩和医療学会学術大会に演題を登録しました。
さらに、札幌で行われる第8回日本在宅医療連合学会大会、奈良で行われる第28回日本褥瘡学会学術集会にも、私を含め複数名のスタッフが演題登録を予定しています。
症例報告や活動報告にとどまらず、後ろ向き医学系研究の始動に向けた準備も進んでおり、こうした学術活動が私個人だけでなく、クリニック全体へ着実に広がっていることを、教育・研修・研究に携わる立場としてとても嬉しく感じています。
2026年も特色を生かしながら、より質の高い在宅医療を
2026年も、当クリニックの特色を最大限に活かしながら、質の高い在宅医療を提供してまいります。
すべての患者さんが「自分らしい生活」を続けられるよう、医療と介護の垣根を越えたサポートを、地域の皆さまとともに実践していきたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



