2025.04.08

あい駒形クリニックの訪問診療|医師の業務のお話

皆さん、こんにちは。
今年はスギ花粉なのか目がかゆい、あい駒形クリニックの高橋秀行です。
本日は、医師の業務のお話です。

臨床はもっとも身近な医師の業務

皆さんは医師の業務と聞いてどのようなものを思い浮かべますか?
医師の業務として、最も身近なのは外来診療だと思います。
クリニックの外来へ受診し、医師の診察を受けて、薬局で薬を受け取るという経験は、誰しもお持ちのことかと思います。

実は当クリニックでも外来設備を備えており、外来診療に対応出来る体制となっております(外来を希望される方は、電話での事前相談・ご予約が必要です)。
当クリニックが行っている訪問診療や往診も、業務としては外来診療の延長のような感じです。

その他に思い浮かぶ医師の業務は、手術や内視鏡、カテーテルなどでしょうか。
外来診療も含め、こうした業務は全て「臨床」と呼ばれます。
臨床業務は、医師の業務を代表する仕事で、勤務時間の大半を臨床に割いている医師が多いと思います。

医師は様々な業務で活躍している

一方、医師の業務は臨床だけではありません。
一般的には、研究と教育が、臨床以外に医師が担う代表的な業務といえます。
また、製薬に代表される企業で働く医師や、厚生労働省などの機関で働く医師、産業医として活躍する医師、自由診療に携わる医師など、臨床以外にも実に様々な分野で活躍する医師がいます。
医師免許を取得するために医学部に6年間通った後、2年間の初期臨床研修を受けるところまではほとんどの医師が歩む道ですが、それ以降は様々な選択肢があり、多様な業務があるのです。

特に、研究と教育は、臨床と並んで医師にとってどちらも欠かすことの出来ない業務です。
臨床業務は、医師が自身の知識と経験、技術を用いて目の前の患者さんに介入し、症状の改善や余命の延長を目指す行為です。
一方で、研究や教育は、目の前の患者さんではなく、未来の患者さんのためにあると言えます。
研究は医療の発展に寄与する行為であり、教育は先達から受け取ったバトンを次世代の医療者に繋ぐ行為です。
どちらも、未来の患者さんのために欠かせない、大切な医師の責務なのです。

臨床医が研究を行う2つの意義

日本では、臨床医であっても大学院に進学し基礎研究に従事することは珍しくありません。
一方、アメリカでは医師は臨床業務に専念するのが一般的で、大学院に進学して博士号を取得する医師は少数派とのことです。
医師が臨床のみに専念することでキャリア形成出来るアメリカのシステム、医師が臨床・研究両方を行うことでキャリア形成出来る日本のシステム、どちらも良い面があると思いますが、自身の経験から考えると、臨床医が研究に従事することには大きな意義があると思います。

ヒトの検体を用いた研究ができる

私自身も大学院、その後は博士研究員として、大学に所属し基礎研究を行ってきました。
大学では、患者さんのご協力のもと、手術検体や血液等を用いて研究を行う事ができます。
これは、臨床医が基礎研究を行う意義の一つであると言えます。
一般的に、特にがんの基礎研究においては、実験動物(マウス)を用いて研究を行うのが一般的です。
実験動物を用いることで、ヒトでは倫理的に行うことの出来ない介入を行う事が出来ますが、実験動物とヒトは異なる動物種であり、モデルとしての再現性には限界があります。
このため、ヒトの検体を用いた研究を行うことは、臨床的に大きな意義があるのです。

臨床医の視点を研究に活かせる

また、臨床医ならではの視点も研究に活きてきます。
得られたデータを解析する際、特に大きなデータの場合は、どのような結果を、どのような視点で分析し解釈するかが非常に重要となります。
臨床医は医療現場で求められるニーズに基づきデータの分析や解釈を行い、より実践的で臨床に即した研究を行うことが出来るため、大きな強みとなるのです。

次世代の教育

教育についても、未来の医療に欠かせない大切な医師の業務です。
医師が携わる教育には、学部生や大学院生への講義、若手医師の指導、コメディカルスタッフとの協同、学会活動など、様々な形態があります。
こうした機会を通じて自身の知識や経験、技術を次の世代に伝えてゆくことは、全ての医師が負う責任といえます。
当クリニックでも他の医療機関や事業所と連携し、初期臨床研修医の受け入れや、看護師の特定行為研修を行っています。

一方で、全ての医師が教育者として十分な知識と経験を持っているわけではありません。
私自身、学部生や大学院生、若手医師の指導に長年携わってきましたが、教育手法に関して専門的な修練を積んだわけではなく、手探りの部分があるのも事実です。
こうした部分を補うため、あい友会では教育研修研究部が活動しています。
医学教育専門家である外部医師と連携しており、医師やコメディカルが継続的に学べる機会、また若手スタッフへ十分な教育の機会を提供すべく、徐々に活動の幅を拡げています。
今後もこうした活動を通じて、未来の医療の発展に寄与すべく、責任を果たしてゆければと思います。

今後も精力的に臨床と研究・教育に取り組んでゆきます

本日は、医師の業務、特に臨床・研究・教育についてお話ししました。
今後も日頃の臨床に真摯に取り組むことはもちろん、研究・教育にも精力的に取り組み、より良い医療の実現を目指して努力してゆきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

髙橋 秀行
この記事の執筆者
あい駒形クリニック 副院長

髙橋 秀行 (たかはし ひでゆき)

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