皆さん、こんにちは。
季節の変わり目で頭痛に悩まされています、あい駒形クリニックの高橋秀行です。
「海外に住むという経験」シリーズ、第3回はカリフォルニアでの生活の実際についてご紹介したいと思います。
カリフォルニア州サンディエゴでの生活
以前に本ブログでご紹介した通り、私はカリフォルニア大学で博士研究員として勤務していた関係で、米国カリフォルニア州サンディエゴに2年半住んでいました。
住めば都、という言葉がありますが、カリフォルニアでの生活もまた然り、最終的には永住したくなるくらい素晴らしいものでしたが、最初から都というわけではなく、それなりに苦労がありました。
カリフォルニアは群馬以上の車社会
渡米後、何よりもまず必要なのは、「車」です。
群馬以上にカリフォルニアは車社会なので、車がなければ生活が成り立ちません。
このため、車はあらかじめ現地の日本人ディーラーとやり取りし、渡米当日に納車出来るようにしておきました。

入居、そして家財の調達
無事に納車が済んだ後は、初の左ハンドル車を恐る恐る運転しながらの住むところ探しです。
自力で現地の不動産情報を収集したり、アパートを1件1件回るのは大変なので、これもあらかじめお願いしていた日本人の不動産エージェントに物件ツアーを組んでもらい、渡米翌日にはアパートとの契約を済ませ、渡米翌々日には入居することが出来ました。
無事に住む処が決まったら、次は家財道具の調達です。
ここで重宝したのが、前橋にも最近進出したIKEAです。
テーブルや椅子、寝具、洗濯廻り、キッチン廻り、浴室廻りの家具や小物など、必要なもののほとんどを揃えることが出来ました。
また、我々日本人に欠かせないのが炊飯器です。
日本食材を扱うスーパーに家電売場が併設されており、そこで日本メーカーの炊飯器を調達することが出来ました。
カリフォルニア米は日本米と少し味わいは異なるものの、炊きたてのお米に納豆をかけて食べるだけで、まるで日本にいるかのような安心感を覚えることができます。
日本とは何もかもが異なる環境に引っ越して右往左往するなかで、コメの偉大なチカラを改めて感じることが出来ました。

運転免許の取得
そんなこんなでカリフォルニアでの生活が始まったわけですが、次なる関門は運転免許の取得です。
渡米直後は国際免許証で運転出来るのですが、居住する場合はカリフォルニア州の運転免許証を取得しなければなりません。
筆記試験に合格した後に実技試験を受ける必要がありますが、幸い筆記試験は日本語にも対応しています。
実技試験は試験官の気分次第で落ちたり受かったり、かなり振れ幅が大きいようで、こういうところがいかにもアメリカらしいと思います。
私は幸い日本大好きな試験官にあたり、なんと実技試験は満点で合格することが出来ました。
が、待てど暮らせど一向に免許証が届かず…3ヶ月が過ぎた頃に催促しまくった末に、やっと免許証をゲットすることが出来ました。
住めば都のカリフォルニア
カリフォルニアでは日本人は珍しくなく、日本のお店はかなり充実しています。
サンディエゴには日本食を扱うグロッサリーストア(日本でいうスーパー)が3店同じエリアに密集しており、日本の食材や雑貨は非常に充実しているので、日本にいるのと感覚的にはあまり変わらない生活を送れます。
他にも、日本の大手書店や100円ショップ、ラーメン屋、焼き鳥屋、回転寿司、讃岐うどん、カラオケ等々、大概のものは揃っており、日本人にはとても移住しやすいと思います。
また、群馬と似たような車社会なので、ところどころにスーパーやドラッグストア、ホームセンター等が密集してショッピングモールを形成しているような街並みも、群馬と非常に似ています。
そういった点で、群馬人には特に移住しやすいように思います。
さらに、レゴランドやディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオ、動物園、ビーチ、メジャーリーグ観戦など、週末に出掛けるところは非常に充実しています。
気候は一年を通して温暖で雨も少なく、夏は暑く冬は寒い群馬に比べると、格段に住みやすいです。
一度住んでしまうと、日本に帰りたくなくなる人が多いのも頷けます。

アメリカ生活での苦労
一方で、アメリカの生活で苦労したことも色々とあります。
大きなものは医療、特に子どもの医療です。
日本では自治体による違いはあれど、こどもの医療は原則無料ですが、アメリカの医療保険は会社やプランで保障が大きく異なるので、こどもが無料とは限りません。
私が職場で加入していた医療保険はそれほど安いプランではありませんでしたが、こどもも1割程度の窓口負担がありました。
子どもが夜にとてもお腹を痛がったことがあり、急性腹症かと思い小児病院のERへ連れて行きましたが、色々検査した結果、ただの便秘でした。
診療報酬は後日計算され各部門から別々に請求書が届くのですが、1割負担で合計600ドル程度でした。
現在のレートで10万円程度、ということは合計で100万円程度かかった計算になります。
他にも、こどもが骨折したときも、家庭医にはレントゲンがないとのことで、レントゲンのある小児病院とクリニックを行ったり来たりで大変でした。
改めて、日本の医療システムがいかに恵まれたものであるかを痛感しました。
また、信号待ち中に後ろから追突されて車が廃車になったこともありました。
幸い怪我なく済みましたが、保険会社に電話でたらい回しにされてなかなか話が進まず、英語力の低さも相まってとても大変でした。
こういうところも、日本のサービス業全般のレベルの高さを思い知りました。
サンディエゴの人は皆おおらかで親切
さて、色々と書きましたが、カリフォルニア州サンディエゴでの生活は、とても素晴らしい経験でした。
言葉の壁はありますが、人種の壁を感じることはほとんどなく、皆おおらかで親切です。
もし機会に恵まれた際は、是非住まわれてみることをおススメします。
「海外に住むという経験」シリーズ、今後も不定期で続けてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




