あい駒形クリニックで先日開催したケアマネ・在宅医療連携の会『訪問診療におけるケアマネジャーと医療機関の連携について』では、43名ものケアマネジャーさんにお集まりいただき、交流を深めることができました。
お忙しい中参加していただいたケアマネの皆さん、誠にありがとうございました。
さて、院長ブログでもお伝えしたように、このブログでは、連携会の中でお答えした質疑応答や、頂いたものの、時間の都合でお答えできなかった質問について、あらためてお答えしていきたいと思います。
代表的なQ&Aは「よくあるご質問」ページでも回答していますので、あわせてご覧ください。

質問へのご回答
【医療・訪問診療について】
Q. 利用者さんに、医療機関の受診や検査を勧めるコツを教えてください。
A. ご本人・ご家族になぜ受診や検査が必要なのか、受診した結果、どのようなメリットがあるのかを説明して、ご納得いただくことが大切です。
Q. 訪問診療はいつからお願いすれば良いのでしょうか。病院・診療所から訪問診療へ切り替えるタイミングがわからないので教えてください。
A. ひとつの基準として、病院・診療所へ受診することが困難な方が訪問診療の適応となります。ただ、ケースバイケースな部分もありますので、必要があれば当クリニックにご相談ください。
【利用者さんの支援について】
Q. 老々世帯のご夫婦で最期まで自宅にいたいという希望があった際、どのように支援したらよいのでしょうか。
A. 現実的に大変なことはありますが、必要な介護・医療サービスを整備することに加え、ご家族の存在も大きいと思います。そして、ヘルパーや訪問診療、訪問介護、ケアマネさんの腕の見せ所です。
Q. 利用者さん、ご家族ともに病気への理解が薄い時、どうしたらよいのでしょうか。
A. 理解良好なことのほうが少ないので、繰り返し説明することが重要です。
Q. 利用者さんの状態の変化をご家族にどう伝えたらよいか迷ってしまいます。
A. ネガティブな内容を誇張せず、軽くもせず、主観を交えずに正確に伝えるのが良いのですが、しばしば苦労することと察します。迷ったらまず「医師から説明してもらう」で良いかと思います。
Q. 予後についての説明はどのタイミングでしているのでしょうか。
A. 患者さんやご家族の性格、病状、経過等によって異なるため、一律に決めていませんが、例えばご本人の病状が悪化したものの、そのことをご家族が察することができていない、またはご存知ない時などは、説明すべきだと考えています。
Q. 医療機関側からケアマネに対する要望はありますか。
診療にあたっては、医療機関は、ケアマネジャーの持っている、どのような情報が知りたいと思うのでしょうか。
A. 医療と介護の連携が必要な場面で協力出来る体制を作りたいと考えています。
また、医療従事者側からは見えにくい普段の生活環境や、家族関係などを教えていたけると大変助かります。
【認知症について】
Q. 認知症の初期段階での発見が難しいです。ポイントなどあればぜひ知りたいです。
A. インターネットで検索すると色々と参考になることが書いてありますが、毎日見ている人が感じる違和感や様子の変化がいちばん参考になります。また、初期認知症徴候観察リスト(OLD)も参考になります。
Q. 若年性アルツハイマーの方への対応について、意見を聞かせてください。
A. 若年性アルツハイマーについては、患者さん・ご家族ともに病識の受け入れが難しいことが少なくありません。
専門医による管理が望ましいと思います。
【がん治療について】
Q. 抗がん剤治療は誰がどう決めて行うものなのでしょうか。
A. 当クリニックでは抗がん剤治療はしておりませんが、一般的に、医師が患者の状態、ガイドラインやエビデンス、社会的背景等を総合的に鑑みて適応があると判断され、患者さんやご家族に説明を行い、同意が得られた場合に施行することとなります。
Q. 抗がん剤の副作用の辛さを訴えられた時は、どのように対応したらよいのでしょうか
A. 傾聴していただくことが大事かと思います。また、主治医としてご本人の相談にのりますのでご連絡ください。
当クリニックではこれからも多職種連携に注力してまいります
あい駒形クリニックでは、今後も地域の医療・介護・福祉関係者間の連携を深めていきたいと考えています。
診療のご相談や、訪問診療についてご不明の点などございましたら、お気軽にご相談ください。
今後ともあい駒形クリニックの訪問診療をよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




