2022.10.05

あい駒形クリニックの訪問診療

 

 

先日の朝礼での出来事。
8月に無事開設一周年を迎えられたものの、なかなか職員皆で喜びを分かち合えるようなイベントができずにいましたが、この日にようやく、あい友会のロゴラベルがあしらわれたお祝いのお酒を贈ることができ、記念撮影をしました(さすがに乾杯はしなかったのでご安心ください 笑)。

 

右は理事長の野末

 

2年目に踏み出すに当たり、私たちが目指す訪問診療とは何か、求められる訪問診療とは何か、改めて考えてみました。
そこでやはり頭に浮かんだのは、私たちの訪問診療の目的は「居場所を支える」ことなのではないか、ということです。
自宅であれ施設であれ、患者さんご本人が「ここにいたい」と思う場所で安心して過ごしていけるよう、医療の面でサポートすることが、私たちの役割です。
そしてそれだけではなく、疾患の治療や体調の管理に適した環境で暮らしていけるようサポートすることも役割なのだと思いました。

 

国が構築を進めている地域包括ケアシステムでは、住む場所には、「医療」「介護」「住まい」「生活支援・介護予防」が位置づけられています。
その中で私たちの役割は、「医療」になりますが、それに限らず、「住まい」にも目を向けることが、さらにこれからの訪問診療に求められる役割です。
自宅や施設など、場所によって受けられる医療や介護サービスは、多少違った形となりますが、それを踏まえた上で、希望する場所に住めるよう患者さんご本人やご家族との対話を重視し、与えられた役割を果たすため2年目も頑張ってまいります。

 

 

 

 

中村 俊喜
この記事の執筆者
あい駒形クリニック 院長

中村 俊喜 (なかむら としき)

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