皆さん、こんにちは。
今年も新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンを打って冬への備えはバッチリ、あい駒形クリニックの高橋秀行です。
今回は、糖尿病についてご紹介したいと思います。
糖尿病とは
糖尿病は、血液中の血糖値が慢性的に高くなる病気です。
私たちの体は、食事から吸収したブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込むために「インスリン」というホルモンを使っています。
このインスリンの働きが弱まったり、十分に分泌されなくなることで、血糖値が下がらなくなってしまう状態が糖尿病です。
糖尿病には主に次の2つのタイプがあります。
1型糖尿病・・・自己免疫などが原因で、膵臓からインスリンが出なくなるタイプ(小児〜若年層に多い)
2型糖尿病・・・インスリンの分泌不足や働きの低下によるタイプ(成人に多く、生活習慣が関与)
2型糖尿病は、特に発症初期においては食事療法や内服薬でコントロール可能なのに対し、1型糖尿病はインスリン注射を必要とするのが特徴です。
放っておくとどうなるの?
糖尿病は、初期には自覚症状がほとんどないため「沈黙の病気」「サイレントキラー」などと呼ばれています。
ですが、治療をせずに放置すると、全身の血管が傷つき、さまざまな合併症を引き起こします。
特に、
・糖尿病網膜症(失明の原因に)
・糖尿病腎症(透析が必要になることも)
・糖尿病神経障害(手足のしびれ、痛み)
は、糖尿病の3大合併症と呼ばれています。
さらに、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気のリスクも高まることがわかっています。
このため、自覚症状のない発症初期から治療を開始することがとても大切です。
糖尿病の治療法
糖尿病の治療は、「血糖値をコントロールし、合併症を防ぐ」ことが最大の目的です。
治療法はタイプや重症度に応じて異なりますが、基本的には以下の3本柱で行われます。
食事療法
糖尿病の食事療法では、「何を」「どれだけ」「どう食べるか」が非常に重要です。
・主菜、副菜、果物、乳製品等、バランスのよい食事を心がける
・炭水化物(糖質)のとり方に注意する
当クリニックでは管理栄養士と連携し、患者さん一人ひとりに合った食事指導も行っています。
運動療法
定期的な運動は、インスリンの働きを改善し、血糖値を下げやすくします。
ウォーキングなど、無理なく続けられる運動がおすすめです。
薬物療法
生活習慣の改善だけではコントロールが難しい場合、内服薬や注射薬を使った治療が行われます。
近年では、低血糖を起こしにくく、かつ長期予後を改善できる薬が多く登場しています。
予防と早期発見がカギ
糖尿病の発症を防ぐ、または進行を止めるためには、何よりも生活習慣の改善、そして定期的な健康診断や病院受診が大切です。
✔ 食事は「腹八分目」、適正なカロリーと栄養バランスを意識する
✔ 週3回以上の軽い運動を習慣に
✔ 十分な睡眠とストレスの管理
✔ 健康診断の血糖値やHbA1cに注意
「ちょっと血糖が高いと言われたけど、まだ大丈夫」と思っていませんか?
気づかないうちに進行してしまうからこそ、早めの受診とケアが重要です。
あい駒形クリニックでの取り組み
当クリニックでは、糖尿病に関する血液検査や栄養指導、薬物療法まで、幅広く対応しています。
管理栄養士による食事アドバイスや、医師の定期的な診察を通じて、患者さん一人ひとりの生活に寄り添ったケアを大切にしています。
訪問診療を利用される方の多くは高齢者ですので、糖尿病治療のゴールも若い方とは少し異なり、高血糖を防ぐこと以上に低血糖を起こさないことが重要になります。
また、高齢者の場合、自己血糖測定や自己インスリン注射が困難な場合も多く、ご家族や施設職員の協力が欠かせないため、患者さんの病状や社会的背景に応じたフレキシブルな対応を心がけています。
引き続き糖尿病治療に取り組んでゆきます
糖尿病は「一度なったら一生治らない病気」と思われがちですが、早期に見つけて正しく向き合えば、長く健康に暮らすことが出来る病気です。
糖尿病の患者さんが健康的で穏やかな生活を送ることが出来るよう、引き続き当クリニックでも糖尿病治療に取り組んでゆきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




