2025.02.18

出会いのキセキをいつくしむ|出会いのキセキと山のキセキ

皆さん、こんにちは。
今年になって禁酒しました、あい駒形クリニック常勤医の高橋秀行です。
日々の訪問診療で出会う患者さんの人生の軌跡と奇跡、そして奇蹟をご紹介する「出会いのキセキをいつくしむ」シリーズ。
今日は山岳写真が趣味の大山さん(仮名)との出会いのキセキ、山のキセキのお話です。

山岳写真家として活躍していた患者さん

大山さんは、当クリニックで訪問させて頂いている患者さんです。
お元気であった頃は山岳写真家として活動されており、日本国内のみならず世界中の山に登頂されてきたそうです。
写真集も複数出版されており、当クリニックにも寄贈頂いております。
大山さんの撮影された雪に閉ざされた山々や海外の名峰の写真は、単に美しいという枠を超えて、芸術作品として大変価値のあるものであると感じます。

私は山岳写真家には程遠いのですが、週末に山に登り、日常生活では決して出会えない風景をスマホで撮影するのが好きです。
同じ山でも季節によって、天候によって、時間帯によって、毎回異なる表情を見せてくれます。
といってもまだ登山歴は浅く、今後徐々にアクティビティの幅を拡げてゆきたいと思っているところです。

そんな私にとって、大山さんの輝かしい登山歴は憧れの的です。
私もいつか、雪に閉ざされた冬の山や、海外の名峰に登頂してみたいと、大山さんの写真集を眺めながら夢見ています。
一方で、これほどまでに山に魅せられ、山を愛し、山と共に生きてきた大山さんが、山へ赴くことが叶わなくなってしまったことへのお気持ちを思うと、居ても立っても居られない気持ちでした。

そこで、私が微力ながら出来ることとして、自分の赴いた山々の写真をアルバムにして、寄贈頂いた写真集のお礼にお渡しすることにいたしました。
これまでは赤城、榛名などの群馬の山が中心でしたが、アルバムを作るなら色々な山の写真が欲しいと思い、紅葉が見頃を迎える中、埼玉や長野の山々にも足を運びアルバムを作りました。

いざ出来上がったアルバムを手に取ってみると、素人写真に印刷の低いクオリティも相まって、大山さんの立派な写真集とは比べるのもおこがましい程の出来栄えだったので、正直お渡しするのが躊躇われてしまいました。
しかし、せっかく作ったし、暇つぶしくらいにはなるだろうと思いお渡しすると、大変喜んで頂けて胸を撫で下ろしました。

人の人生を豊かにできる医療を目指して

人は、ただ生きているだけでなく、生き甲斐や生きる喜びが必要な生き物だと思います。
医療は人の平均余命を伸ばすことが究極の目的だと思いますが、薬を処方して余命を伸ばすだけでなく、人の人生を豊かに出来る医療を目指して取り組んでいきたい…先日のピアノリサイタルや今回のアルバムを通じて、このような想いを強くした次第です。
これからも、素敵な患者さんとの出会いのキセキを大切に、日々の診療にあたってゆきたいと思います。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

髙橋 秀行
この記事の執筆者
あい駒形クリニック 副院長

髙橋 秀行 (たかはし ひでゆき)

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