皆さん、こんにちは。
最近の昼食にナッツを取り入れました、あい駒形クリニックの高橋秀行です。
本日は、訪問看護ステーションとの連携についてです。
当クリニックには医師だけでなく多くの看護師が在籍しています。
このため、訪問看護サービスを提供していると思われる方もいらっしゃいますが、当クリニックには訪問看護ステーションが併設されていません。
在宅医療は医師だけでは成り立たない
在宅医療は、医師だけでは成り立ちません。
病院・診療所が、訪問看護ステーションをはじめとする様々な事業所と連携することで初めて、患者さんが必要とする医療を提供することが出来ます。
このため当クリニックにおいても、外部の訪問看護ステーションとの連携は非常に重要で、多くの事業所さんと日々連携しながら、患者さんの診療にあたっています。
訪問看護ステーションの利用方法
訪問看護サービスを利用するには、訪問看護ステーションと契約いただき、介護保険と医療保険、2つの保険を患者さんの状況や状態、疾患に合わせて選択することになります。
保険制度に関しては非常に複雑なのですが、一部の疾病や状態の方(厚生労働大臣の定める別表7・8に該当する方)を除いて、日頃の定期的な訪問看護サービスは介護保険、病状が悪化し頻回な訪問が必要な場合は医療保険、といった具合で、状態によって利用する保険サービスが変わります。
月2回、週1回などの頻度で訪問看護師が訪問されていると、原則月2回の訪問診療の隙間を埋める形で医療者の介入が行えるため、患者さんの状態をより細かく把握することが出来て、とても助かっています。
また、状態悪化時などは、医師の指示に基づき頻回な訪問看護サービスを受けることも可能です。
これにより、点滴治療や頻回な褥瘡処置など、ご自宅や高齢者施設においても高い水準の医療を提供することが出来ます。
一方で、訪問看護ステーションと契約されていない方の場合、急な状態変化への対応が難しい場合も少なくありません(特に夜間)。
このため、訪問診療を利用されている方にとって、日頃から訪問看護サービスを利用することは非常に大きな安心に繋がります。

看護師と医師の視点の違い
看護師と医師では、同じ医療者でも患者さんに対する視点が異なります。
医師は職業柄、患者さんを目の前にした時、症状の訴えや身体所見、検査結果等に基づいて病態を考察し、治療方針について考えます。
一方で看護師は、患者さんの目線で物事を考え、医師が引き出せなかった患者さんの訴えや問題、背後にある原因等を明らかにしてくれます。
このため、我々訪問診療医だけでなく訪問看護師が定期的に訪問し患者さんと接することは、患者さんを全人的に診る(看る)うえで、非常に大切なことだと感じています。
様々な理由で訪問看護サービスを利用されない方もおられますし、全ての人にとって必要とは限りませんが、ご自宅や施設で健やかな生活を送ってゆくうえで、訪問看護サービスの利用は有用な選択肢であると、改めてお伝えできればと思います。
連携させて頂いている訪問看護師の皆様におかれましては、今後とも当クリニックの活動をご支援頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。
あい駒形クリニックの訪問診療解説シリーズ、今後も続けてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




