皆さん、こんにちは。
坂道は下りより登りが好き、あい駒形クリニックの高橋秀行です。
本日は、以前にご紹介した「走って感じた日本のこれから」の続編になります。
前回は私が走った新潟県柏崎市のお話でしたが、今回はあい友会が活動する地域のデータをご紹介したいと思います。
前橋医療圏の現状とこれから
早速あい駒形クリニックのある前橋医療圏を見てみたいと思います。

2020年時点での人口は332,149人、高齢化率は30.20%と、全国平均の28.6%をわずかに上回っておりますが、おおむね全国平均と同等ということが分かります。
裏を返せば、県庁所在地かつ地方中核都市でも全国平均かそれを上回る高齢化が進んでいるという、我が国の深刻な状況が見て取れます。
前橋医療圏の将来推計人口

将来推計人口をみると、2050年には271,548人まで減少すると予想されており、高齢化率予想は39.69%と、40%近い高齢化率に達する見込みです。
前橋医療圏の医療介護需要予測指数

医療介護需要予測指数を見ると、医療需要、介護需要ともに全国平均と同じような推移が見込まれています。
高齢化と人口減少が相殺し合うためか医療需要はほぼ横ばいである一方で、介護需要は増加の一途を辿ることが予想されています。
前橋医療圏の地域医療資源

最後に、医療の状況を見てみたいと思います。
一般診療所は人口10万人あたり89件と全国平均の72件より多く、在宅療養支援診療所に至っては人口10万人あたり24件と、全国平均の倍以上です。
前橋医療圏内は、当院以外にも訪問診療に力を入れるクリニックが数多く存在する激戦区ということが分かります。
また、クリニックだけでなく、前橋医療圏には群馬大学医学部附属病院や前橋赤十字病院といった地域の中核施設が複数存在し、二次医療機関も豊富です。
前橋医療圏は、プライマリ・ケアから高度医療に至るまで充実した、いわば「医療の街」と言ってよいのかもしれません。
つくば医療圏の現状とこれから
次にご紹介するのは、あいつくばクリニックが立地する、茨城県のつくば医療圏です。

2020年時点での人口は352,362人、高齢化率は22.70%と、全国平均の28.6%よりはるかに若い街であることが分かります。
さすがは研究学園都市ですね。
つくば医療圏の将来推計人口

将来推計人口をみると、なんと今後も人口はゆるやかに増加を続け、2035年頃をピークにゆるやかな減少に転ずるも、2050年時点で2020年時点と比較し人口の増加が予測されています。
人口減少社会である我が国においては、特殊な状況ですね。
それでも、高齢化率は2050年時点で31.99%と、高齢化の波は避けられないようです。
つくば医療圏の医療介護需要予測指数

医療介護需要予測指数を見ると、医療需要、介護需要ともに増加が見込まれており、医療需要の点で全国平均と異なっています。
つくば医療圏の地域医療資源

最後に、医療の状況を見てみたいと思います。
一般診療所は人口10万人あたり64件と全国平均の72件より少なく、在宅療養支援診療所は人口10万人あたり11件と、全国平均と同程度です。
前橋医療圏内と異なり、診療所の数も多くなければ、今後の医療需要の増加も見込まれている点で、新規開業したあいつくばクリニックへの地域の期待も大きいのではないかと思います。
データで見る地域の課題と、あい友会のできること
いかがでしたでしょうか。
普段暮らしていると分かりにくい地域の人口推移や高齢化、医療や介護の現状と未来も、このようにデータで見ると、色々なことが見えてきて勉強になります。
今回は前橋市やつくば市のような地方中核都市・特例市のデータをご紹介しましたが、日本全国を見渡すと、前回ご紹介した柏崎市や、あい庄内クリニックの位置する山形県の庄内地域のように、今後急激な人口減少と医療・介護需要の減少が予想される地域が多く存在します。
こうした社会の変化の中で、あい友会が果たすべき役割を常には何なのかを考え、日々の医療の提供に留まらない働きをしてゆけるよう、スタッフ一同取り組んでゆきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!




