96歳の画家さんからいただいた偉大なパワー

院長ブログ

中村 俊喜
あい駒形クリニック 院長
中村 俊喜

 

ご自宅で療養中のマリコさんは、御年96歳。
43歳でご主人をなくし、女手ひとつで3人のお子さんを育て上げました。
もともと人形作りや編み物がお好きだったマリコさん、67歳で退職されてからは、絵画教室に通い、本格的に絵を学び始めたそうです。
マリコさんの遺伝子を受け継がれた娘さんも、学業の道で美術を専攻されたそうで、当時は母娘で絵の話に花を咲かせたのだとか。

 

その後もマリコさんは絵画教室に毎週足を運び、腕前をメキメキと上達させ、80代の時に描き上げたのが、フランスのプロバンス地方を題材にしたこの「初夏の頃」という、奨励賞を受賞されたほどの見事な絵画です。

 

 

 

今回その貴重な一枚を、あい駒形クリニックに寄贈してくださいました。
スタッフが集うオフィススペースの壁に飾らせていただいたところを、娘さん、お嫁さんとご一緒に見てくださいました。

「私ひとりでできた絵じゃない、みんなのおかげ」「絵を描いていた意味があるね」と喜ばしくお話しされながら、在りし日のご主人のお写真と共に記念撮影に応じてくださいました。

 

 

 

 

いつもは私たちがご自宅にお伺いし診療を行なっていますが、今回は逆にお越しいただき、クリニックには活気が溢れました。

温かく優しい雰囲気の作品に見守られながら、私たちも温かさ優しさを忘れることなく、訪問診療を地道にしっかり続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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